
LPページの目的とは
LP(ランディングページ)は、ただ情報を伝えるだけのページではありません。
「訪問者にたったひとつの行動をしてもらう」ことを目的に作られるページです。
その行動とは、資料請求・無料登録・購入・問い合わせなど、ビジネスごとに異なりますが、共通しているのは 、
行動(コンバージョン)を促すことに特化している点 です。
ホームページとの違い
ホームページは会社やサービスの全体像を伝える“案内板”のような存在。
一方、LPはひとつの商品やサービスを紹介し、そこから迷いなく行動へ導く“誘導路” のような存在です。
そのため、ナビゲーションや他ページへのリンクをあえて少なくし、集中して読み進めてもらう設計がされています。
ホームページ | LP(ランディングページ) | |
---|---|---|
目的 | 情報全体の紹介 | 特定行動(CV)へ誘導 |
導線 | 複数 | 1つに集中 |
ページ構造 | 多ページ連動型 | 1ページ完結 |
最終的に行動を促すための大事な役割をするボタン(CTA)

どんなに魅力的なコピーやデザインでも、最後に押されなければコンバージョンは発生しません。
そのためCTAは以下の要素が重要になります。
重要な要素
- 目に留まる色
- 理解しやすい文言(例:「今すぐ登録する」)
- 心理的ハードルを下げる配慮(例:「無料」「たった3分」)
CTAボタンの最適な場所は?
CTAは1ヶ所だけでは不十分です。
スクロールに合わせて設置することで機会損失を防ぎます。
例えば、CTAを追加してコンバージョンが改善したという事例は複数報告されています。Invesp のケースでは 追加のCTAで約20%の改善 が確認されており、配置やスクロール追従の導入でもCVRが数十%改善した事例が存在します。
(参照:Invespより https://www.invespcro.com/blog/multiple-call-to-actions-increased-conversions-by-20/)
CTAボタンの最適な色は?なぜオレンジや緑?
多くのLPで オレンジや緑 が使われるには理由があります。
オレンジ:行動を促す“エネルギー色”
- 暖色系で視認性が高く、感情を刺激する
- 「今すぐ」「やってみよう」と行動意欲を高める
- Amazonや楽天の「カートに入れる」ボタンもオレンジ系
緑:安心感と肯定を与える色
- 医療や金融LPでも多く使用
- 「安全」「スタート」「前進」のイメージ
- 無料登録系や問い合わせボタンによく採用
他の色はダメなの?
実はブランドカラーと競合しなければ、青や赤でも問題はありません。
重要なのは “ページ内で一番目立つ色”にすること”。
背景・テキストとのコントラストこそが、クリック率を左右します。
LPのコンバージョンを上げるための施策
施策 | 効果 |
---|---|
CTAコピーの改善 | 「無料」「今すぐ」などで押しやすくする |
ボタンの立体感・シャドウ | クリック可能性(押せる感)を強調 |
スクロール追従ボタン | 離脱防止 |
信頼性(実績・口コミ) | 不安要素を除去し背中を押す |
ABテスト | 配色・配置を継続的に検証 |
まとめ
LPのCTAボタンは、単なる装飾ではなく“結果を左右する装置” です。
オレンジや緑が選ばれるのは、心理だけでなく視認性・実績に裏付けられた選択。
配置・文言・色を戦略的に設計することで、LPのCVRは確実に向上します。